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人生楽しんだもん勝ち♫

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小学6年生の道徳の授業が面白かった。

日記

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昨日は参観でした。

年に一回この時期は全学年「人権」についての授業参観です。

6年生は『モラルジレンマ』について授業していたのですがそれが面白かったのです。

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資料「決勝戦」

コージ・・・クラスのキャプテン。サッカーが得意。

ケンタ・・・コージの親友・サッカーは苦手だが頑張って練習し上達してきた。

 

6年生男子によるサッカーのトーナメント戦の決勝戦。

「みんなでがんばろう!」が合言葉。

優勝目指して頑張って練習してきた。

 

サッカーは11人。クラスの男子は15人。

ボールが3回コートの外に出たら順に交代して全員が試合に出れるようクラスで決めた。

 

現在同点。

残り時間3分。

最後の大事な局面。

次の交代はコージからケンタへ。

 

コージは一番の実力の持ち主。キャプテン。

ゴールキーパーの次郎は

「今、君が抜けたらだめだよ。今からが大事な時だよ。キャプテンが抜けたら負けてしまうよ・・・」

 

ケンタは自分の出番だと張り切り走り寄ってきた。

コージの心は揺れている。

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クラスディスカッション

クラスをAとBに分けて意見を交換し合っていました。

 

Aはこのままコージが続けて出る

Bはケンタと交代する

 

Aの意見

・勝つためにはコージが出たほうが良い

・ケンタはサッカーがもともと苦手なのだからここはコージに任せたほうが良い

・目指すは「優勝」だからケンタも優勝したら嬉しいと思う

・勝つためには我慢も必要な時もある

 

Bの意見

・ボールが3回出たら交代のルールがあるから守るべき

・ケンタも頑張って練習してきたのだから

・コージが続けてでても勝てるとは限らない

・親友の仲が壊れるかもしれない

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正解のない難しい授業

とても難しい授業だったと思います。

子供たちもみんな、「コージ」にもなったり「ケンタ」にもなり「第三者」としての意見も出したりしていました。

 

コージ」になった子は

・おれに任せろ!

・ケンタよりはチャンスがある!

・ベンチも仲間だ!

・応援で後押ししてくれ!

などの意見や、

 

・でもケンタもめっちゃ練習してたしなぁ。

・ケンタ怒るかなぁ?

などの迷う出ていました。

 

ケンタ」になった子は

・ルールで決まってるのだから守ってほしい

・「みんなでがんばろう」って言ってたのになぁ

・俺を信じてほしい

と、ケンタも出たいという意見から

 

・確かにコージには敵わないから

・優勝のためならしょうがない

・コージに自分の分も頑張ってほしい

と、コージに託したほうがいいのかなという意見も出ていました。

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☆多かった意見

第一次判断ではやっぱり「ルール」があるのだからという意見が多かった。

「ルールがあるのだから」「ルールで決められていることなのだから」というまさに「他律的」な意見だった。

 

もしこれが「3回ボールが出たら交代」のルールに「時として例外を認める」とか「臨機応変に対応する」などの補足があればどうする?の先生の問いかけで意見は大きく変わった。

・それならコージが最後まで出たほうがいい

が増えた。

 

学習の目的

この授業のねらいとしては、一人ひとりの道徳的思考を高めること。

ルールや自分のことではなく、相手の気持ちやチームメイトの立場になって考えられるようになること。

 

コージ→自分のほうが勝てる可能性が高いから出たい!

ケンタ→順番だしルールなのだから自分の番だ!は

「自己本位思考」

 

さらに段階を挙げて「他者への同調」

を目指していくことが学習のねらいだそうだ。

・チームのためにはどうしたら良いか

・相手はどう思うだろうか、悲しむだろうか、がっかりするだろうか。

など相手の立場になって考えることが学習の目標だそう。


実際の授業は白熱したディスカッションが繰り広げられていて、なかなか段階を上げていくまでに達していなかった感じだけど、それも聞いていてとてもおもしろかった。


Aの子が意見を言うとBの子が返し、Aの子も「そんな考えもあるのかぁ」となったり、「それはちがう!」と強く返したり。

みんなで意見を出し合い、みんなで考える授業だった。

正解はないからまとめるのも難しく、先生の力量が問われそうだなぁと思っていたけれど、授業は参観の日だけでは終わらずまだ続くみたい。

このあとも第二次判断、第三次判断と考えが変わる子もいるだろうし、反対意見に移る子もいるだろう。

お互いの思いを認め合い、相手の気持ちも考慮した上で、自分ならどうするかを考えるとても深い授業をしていて、見ている保護者も考えさせられる内容でした。


6年生でこんな授業をするのだなぁと感心しました。

大人の世界でも一方的な自分の考えだけを押し付ける人や、こちらの意見や思いを聞こうともしない人が多いので、ほんと大切なことだし深いことだと思いました。

今後、どんな授業に発展しどうまとめるのか、また息子に聞きたいと思います。